2025年10月13日
2 VIEW「パパ活って高校生でもできるの?」
SNSや友達同士の会話で「月30万稼げる」「ご飯に行くだけでお小遣いがもらえる」といった言葉を目にして、少し気になった人もいるかもしれません。
しかし、その甘い誘いの裏側には、あなたの想像を超える危険と後悔が潜んでいます。
この記事では、高校2年の冬から約1年間パパ活を経験した Aさん(19歳・大学生) のリアルな声を紹介します。
「たった一度の過ちで、私のように後悔する子を一人でも減らしたい」というAさんの言葉を通して、パパ活の危険性と、安全にお金を得る方法を考えていきましょう。
一見すると「ご飯を一緒に食べるだけでお小遣いがもらえる」と聞こえるパパ活。しかし実際は、そのイメージとはまったく違います。
SNSでは「月30万円稼げた」「奨学金を返せるくらいの額をもらった」など華やかな体験談が拡散されがちです。ですが、その裏には語られない危険が潜んでいます。
【Aさんの体験談】 「最初は“食事だけ”の約束だったのに、会うたびに体の関係を求められるようになりました。断ればお金をもらえず、怖くて言い返せなかったんです。次第に“やっぱり危ないことをしているんだ”と実感するようになりました。」 |
実際、警察庁の調査によると、SNSをきっかけに被害に遭った児童は 令和4年だけで1,732人 にものぼります。その多くが中高生で、被害内容には性被害や金銭トラブルが含まれています。
出典:警察庁「インターネット利用に係る子供の犯罪被害等の防止について」
つまり「安全に稼げる小遣い稼ぎ」と思って足を踏み入れると、その先に待っているのは、性行為の強要・盗撮・お金の未払いなど “想像以上に現実的で深刻な被害” なのです。
さらに厄介なのは、こうした被害が「個別の特殊な例」ではなく、毎年 全国で千人単位 の高校生が巻き込まれているという“社会問題”になっている点です。
詳しいパパ活については下記の記事をご覧ください
パパ活はじめました!パパ活を始める理由
結論から言うと、高校生はパパ活アプリに登録できません。
これは単なる「ルール」ではなく、法律やアプリ側の厳格な仕組みによって明確に禁止されています。
〇法律での禁止
・18歳未満
出会い系サイト規制法(正式名称:出会い系サイト規制法/青少年健全育成条例など)により、18歳未満の利用は完全に禁止されています。これは「ご飯だけ」や「メッセージのやりとりだけ」であっても適用され、利用が発覚すれば相手だけでなく、未成年側も補導や家庭への通達対象となります。
・18歳以上でも高校在学中
多くのパパ活アプリの利用規約には「高校生は利用不可」と明記されています。理由は、高校在学中であれば社会的に未成年者の扱いを受けるため、性的搾取やトラブルにつながりやすいからです。
〇実際の仕組み
パパ活アプリでは登録時に 公的身分証の提出による年齢確認が必須です。免許証・パスポート・マイナンバーカードなどをアップロードして確認するため、年齢や在学状況をごまかすのは基本的に不可能です。
仮に画像を加工したり、他人の身分証を使ったりすれば、アプリ側に通報され「不正利用」としてアカウント削除、悪質な場合は警察に通報されるリスクもあります。
【Aさんの体験談】 「アプリは登録できなかったので、結局SNSで探すしかなくなりました。でも、そこからの出会いはもっと危険でした。アプリならまだ身分確認があって、多少は安心感があったかもしれないけど、SNSには何の安全網もありませんでした。」 |
〇負の連鎖に入ってしまう流れ
こうして「アプリでは登録できない → SNSや掲示板で探す → 監視や年齢確認の仕組みがない → さらに危険な相手と出会いやすくなる」という 負の連鎖 に入り込んでしまうのです。
警察庁も、SNSを通じた児童被害は依然として高水準であると警告しています。
(出典:警察庁資料)
つまり、「アプリはダメだからSNSでやる」という発想そのものが、より危険な世界へ足を踏み入れることになるのです。
パパ活をすると、ただ「怖いかも」という漠然とした不安だけでは済まない、現実的な法的・社会的・心理的リスクが次々に発生します。ここでは公的データとAさんの体験を交えて、その理由を詳しく見ていきます。
3-1. 法律で禁止されている
1の項目でもお伝えしたように、パパ活は法律的にも高校生には完全に禁止されています。
・18歳未満は児童買春・青少年保護育成条例などで即アウト
・18歳以上でも在学中の高校生は、相手の男性が逮捕されるケースもあり得ます
つまり「ご飯だけだから大丈夫」という言い訳は通用しません。
【Aさんの体験談】 「“もし警察に捕まったら親や学校に必ずバレる”と思うと、常にビクビクしていました。待ち合わせ場所に行くだけでも“ここに警察が来るんじゃないか”と頭をよぎったし、スマホに知らない番号から着信があるだけで心臓がバクバクしました。普通の高校生活を送っている友達が羨ましくて、何度も“もう辞めたい”と思っていました。」 |
3-2. 犯罪・事件に巻き込まれるリスク
パパ活は、想像以上に犯罪や事件に巻き込まれるリスクが高い行為です。
例えば「食事だけ」と思って会ったとしても、相手がホテルに連れ込もうとしたり、拒否すれば暴力や脅迫に発展するケースが少なくありません。SNSで知り合った相手は身元が不明なため、年齢・職業・素性を偽って近づいてくる人も多くいます。
〇性被害・暴力
警察庁によれば、SNSをきっかけに被害に遭った児童は令和5年だけで 1,665人。その多くが中高生で、性的被害や暴行を伴うケースも含まれています(警察庁資料)
〇盗撮・流出による「デジタルタトゥー」
一度流出した写真や動画は完全に消すことができず、将来の進学・就職・人間関係に影を落とします。
〇金銭トラブル
「約束した金額が支払われない」「脅迫される」などの相談は国民生活センターにも多数寄せられています(国民生活センター:出会い系サイト相談事例)
こうしたリスクは特別なものではなく、毎年全国で数千人単位の未成年が被害に巻き込まれている現実です。
※具体的な被害事例は第6章で詳しく紹介します。
【Aさんの体験談】 「お金を半分しか渡されず、『嫌ならもう会わないよ』と脅されました。怖くて泣き寝入りするしかなかったんです。その後も“今度はもっとしてくれたら払うよ”みたいに条件を吊り上げられて、完全に相手のペースに飲み込まれていました。最初は“楽に稼げる”って思ったのに、いつの間にか逃げられない状況に追い込まれていたんです。」 |
3-3. 学校・家庭・将来への影響
パパ活をすることで、お金だけでは取り返せない代償を払うことになります。データや報告書からも、SNSトラブルによって学校や将来に負の影響を受ける可能性が見えています。
〇SNSトラブル経験率
「高校生のSNSの利用に関する調査報告書(令和6年7月)」によれば、高校生の中で「SNSでの利用中に不安を感じた」「投稿内容で後から後悔した」「SNS上でトラブルを経験した」という回答をする生徒が一定程度存在しています。具体的な割合は報告書を確認する必要ですが、「SNSは便利だけど怖さもある」と感じている人が少なくないという結果が出ています。 (出典:新潟県公式ホームページ)
〇日常生活との関わり
「令和5年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、高校生のインターネット・SNS利用率は非常に高く(スマホを使ってネットにアクセスする率は97〜99%など)で、SNSでの投稿や交流が日常行動の一部になっています。 (出典:こども家庭庁)
〇将来への影響
・調査書・内申書等に“不適切なSNS行動”や“問題行動”として記録が残ることがある
・家族や友人との信頼関係が崩れる
・心理的ストレス・自己肯定感低下 → メンタルヘルスへの影響
【Aさんの体験談】 「学校で友達に“なんか最近変だよね”と冗談っぽく言われただけで心臓が止まりそうになりました。家でもスマホを見ていると親に“隠し事してない?”と聞かれて、冷や汗が止まらなかった。バレたら全部終わる気がして、勉強や進学のことを考える余裕もなくなり、ただ不安に押しつぶされそうでした。」 |
「高校生でもパパ活ってできるの?」と疑問に思う人もいるかもしれません。
結論から言えば、「できてしまう子はいる」けれど、その方法はすべて危険です。
〇SNSでの募集
Twitter(現X)やInstagram、掲示板などを使って「パパ活募集中」と投稿し、大人の男性とつながるケースが多く見られます。しかしこれは、詐欺や性犯罪に直結しやすいルートです。
実際に、SNSを通じて「パパ活」や「援助交際」を呼びかけた高校生が警察に補導された事例もあります。千葉県警は「JKパパ活始めました」などの投稿に対し、警告メッセージを送り、600件以上を削除・凍結に至らせたと報告しています(東京新聞)
〇オンラインゲームや掲示板
最近はSNSだけでなく、オンラインゲーム内のチャットや匿名掲示板経由で「パパ活」を持ちかけられることもあります。匿名性が高いため、相手の身元は完全に不明で、犯罪者や詐欺グループが入り込みやすい温床となっています。こうした場で出会った相手は、年齢や素性を偽っている可能性が高く、事件化するリスクがより大きいのです。
〇ナンパや知人からの紹介
もっとも危険なのが、街中でのナンパや知人を介した紹介です。相手の身元を確認する手段がまったくなく、強引に連れ去られたり、グループによる美人局に巻き込まれたりするケースも少なくありません。
【Aさんの体験談】 「SNSで知り合った相手は、最初から“ホテル行こう”としか言いませんでした。怖くて逃げたけど、ブロックされて終わりです。相手は名前も本名かどうか分からなくて、もし危ないことをされても誰に助けを求めればいいのか分かりませんでした。」 |
※方法がある=安全ではない
確かに「方法」は存在します。
しかし、「できる」という事実と「安全にできる」ということは全く別物です。
むしろ、アプリでは登録できない高校生が無理に裏ルートへと流れることで、被害に遭うリスクは格段に高まります。
つまり「高校生でもパパ活はできるのか?」という問いの答えは、「できてしまうかもしれないが、その瞬間から危険のど真ん中にいる」 ということなのです。
この項目では、高校生がパパ活によく持つ誤解と現実について迫っていきます。
Q. ご飯だけなら大丈夫?
A. 多くの男性は「次」を当然のように期待します。最初は食事だけで優しくても、会うごとに「今日はもう少し」「次はホテルに」と要求がエスカレートしていくのが典型的なパターンです。拒否すれば、約束のお金を払ってもらえなかったり、態度が急変して暴言や脅しに発展することもあります。
さらに、報道や体験談によれば、高校生がパパ活で受け取る“お手当”の相場は 数千円〜数万円程度。一時的には大金に思えても、その代償に求められるのは「ご飯」だけではなく、体の関係や写真撮影など危険を伴う行為がほとんどです。
【Aさんの体験談】 「最初は“ご飯だけで5000円”と言われていたのに、会うたびに『次はどう?』と迫られるようになりました。断ると雰囲気が険悪になり、“じゃあもういいよ”と冷たくされることも。結局『ホテルに行けばもっと払う』と誘われましたが、お金をもらえても怖さや罪悪感の方が大きくて、全然割に合わないと感じました。」 |
Q. 顔出ししなければバレない?
A. 顔を隠しても、背景や服装、声、ちょっとした投稿内容から簡単に特定されることがあります。さらに会った相手に盗撮された写真や動画は、自分が知らないところで拡散され、一度ネットに出れば完全に消すことはできません。これが「デジタルタトゥー」です。国民生活センターでも、SNSをきっかけにした「写真が出回って困っている」という相談が寄せられています。(出典:国民生活センター:出会い系サイト相談事例)
Q. 1回だけなら安全?
A. 実は「初めて会うとき」が最も危険です。相手がどんな人物か分からない状態で会うため、待ち合わせ場所からそのままホテルや車に連れ込まれるなど、強引な行為に発展しやすいのです。警察庁のデータでも、SNSをきっかけにした児童の被害の多くが初対面での出来事ということが分かっています。(出典:警察庁資料)
Q. みんなやってるから平気?
A. 実際に「パパ活」をしている高校生はごく一部です。文部科学省・国立青少年教育振興機構の調査でも、SNSを通じたトラブルを経験した高校生は約4人に1人に上る一方、「パパ活」経験者は少数派です。(出典:調査報告書)
「みんなやってる」と感じるのはSNSや噂の中で誇張されているだけで、実際はほんの一握りです。それにもかかわらず、リスクは圧倒的に大きく、被害に遭ったときの代償は一生残ります。
パパ活は「お小遣い稼ぎ」と軽く見られがちですが、実際には被害や事件に発展したケースが全国で多数報告されています。
〇よくあるトラブル
・お金を払わず逃げられる
最初に「今日は2万円渡す」と言われても、実際に会ってみると「今日は持ち合わせがない」「次に会ったときにまとめて払う」とごまかされるケースが多発します。そのまま連絡を絶たれて泣き寝入りする被害者も少なくありません。警察や国民生活センターにも「約束した金額を払ってもらえなかった」という相談が多数寄せられています。
・暴力や強要
「ご飯だけ」の約束でも、実際に会うとホテルや車に強引に連れ込まれるケースがあります。断れば逆上され、「じゃあ帰れ」「二度と連絡するな」と暴言を浴びせられることも。中には暴力を振るわれてけがを負った事例も報道されています。未成年の立場では抵抗できず、相手に逆らえない状況に追い込まれやすいのが現実です。
・盗撮・写真や動画の流出
会っている最中に相手がスマホで隠し撮りし、後から「言うことを聞かないとバラすぞ」と脅される被害が後を絶ちません。一度でも撮られた画像や動画は、SNSや動画サイトに流出すれば完全に削除することができず、一生残り続けます。いわゆる「デジタルタトゥー」として、進学や就職、結婚など将来にまで影を落とします。
・学校や家庭にバレる
SNSで「この子パパ活しているらしい」と噂が拡散されるケースや、実際に警察に補導されて家庭や学校に通知が行くケースもあります。そうなると友人関係が一気に壊れたり、停学・退学処分につながることもあります。家族からの信頼も失い、普通の学校生活を送ることが難しくなってしまいます。
〇実際に起きた事件例
高校生や中学生が「パパ活・ママ活」をSNSで募集し、補導されたり事件化した例は全国で報告されています。
・福岡県:高2男子が「ママ活」募集 → 補導
SNSに「カフェで2時間7000円」と投稿。警察が発見し補導(出典:弁護士ドットコム)
・大阪府:中3女子が「パパ活初心者」投稿 → 補導
SNSに「1時間5000円」「JC14歳」と投稿。府警がサイバー補導(出典:毎日新聞)
・千葉県警:SNSでの「パパ活募集」に警告メッセージ
「JKパパ活始めました」といった投稿を監視し、600件以上に警告・凍結要請(出典:東京新聞)
これらは特殊なケースではなく、警察が日常的に取り締まっている現実です。
【Aさんの体験談】 「写真を勝手に撮られ、後から“言うこと聞かないとバラす”と脅されました。本当に恐怖でした。誰にも相談できず、一人で抱え込んでしまったことが一番つらかったです。」 |
パパ活に潜むトラブルは、金銭・性被害・人間関係の崩壊と多岐にわたり、ニュースで報じられるような事件は全国で繰り返し起きています。Aさんのように「怖くて声を上げられない」被害者も多く、被害は水面下でさらに広がっているのです。
「お金が欲しい」という気持ちは誰にでもあります。欲しいものがあったり、友達と遊ぶお金が足りなかったり、将来のために貯金したかったり…。
だからといって危険なパパ活に頼る必要はありません。高校生でも安心して取り組める方法はいくつもあります。ここでは代表的なものを紹介します。
7-1. 高額バイトで稼ぐ
・イベントスタッフ
コンサートやスポーツ大会などの短期アルバイトは、時給が高く、短期間でしっかり稼げるのが魅力です。人手が必要なイベントでは高校生歓迎の求人も多くあります。
・家庭教師・塾のサポート
得意な科目がある人は、地域の小中学生向けに家庭教師や勉強の見守りサポートをすることもできます。指導力を磨けば大学進学後にも役立つスキルになります。
・引っ越し・短期バイト
体力に自信があるなら引っ越しのアルバイトや短期軽作業バイトもおすすめです。1日で1万円前後稼げる案件もあり、短期間でお金を得たい人に向いています。
7-2. ネットでできる稼ぎ方
・高校生可のライブ配信アプリ
歌や雑談、ゲーム実況などを配信するアプリの中には、高校生でも利用可能な健全なものがあります。投げ銭やポイントによって収入を得られる仕組みがあり、自分の好きなことを発信しながらお小遣いを稼げます。
・ゲーム配信やイラスト販売
ゲームの腕前や絵のスキルを活かせる人は、配信やイラスト販売で小さくても収益を得ることが可能です。最初はお小遣い程度でも、続けることでフォロワーや固定のファンがつき、将来の副業や仕事につながることもあります。
7-3. 将来につながるスキル磨き
・動画編集やデザイン、プログラミング
これらは今後社会でますます需要が高まるスキルです。YouTube用の動画編集や、簡単なWebデザインを学ぶだけでも、アルバイト以上の収入源になる可能性があります。
・ブログやSNS発信
趣味や日常を文章や写真で発信することで、フォロワーが増えれば将来的に広告収入につながります。すぐにお金になるわけではありませんが、時間をかけて育てれば「資産」になる働き方です。
【Aさんのアドバイス】 「もし当時に戻れるなら、配信やスキル勉強に時間を使いたかった。お金だけじゃなく、未来の自分に役立つと思います。パパ活は“その場しのぎ”にしかならなかったけど、スキルや経験なら一生の財産になるはずです。」 |
Aさんが一人で抱え込んでしまった経験からも分かるように、パパ活に関わってしまったとき、あるいは「やろうか迷っているとき」に一人で悩まないことがとても大切です。
〇公的な相談先
・児童相談所(全国共通ダイヤル 189)
「いちはやく」と覚えてください。24時間365日、子どもや保護者のSOSに対応しています。秘密は守られますし、匿名で相談することも可能です。
・警察相談専用電話「#9110」
性被害やSNSを通じたトラブルに巻き込まれたとき、緊急性が高くなくても専門の相談員につながることができます。
・内閣府・警察庁などのインターネット利用啓発ページ
公式サイトでは、実際に起きている被害や対処法がわかりやすくまとめられています。信頼できる情報源から正しい知識を得ることは、被害を未然に防ぐ力になります。
Aさんはどう救われたのか Aさんも当初は「誰にも言えない」と思い込み、一人で抱え込んでいました。しかしある日、学校の先生に少しずつ打ち明ける勇気を持てたことがきっかけで、状況は変わりました。先生が児童相談所やカウンセラーにつなげてくれ、そこで初めて「助けを求めていいんだ」と実感したのです。 「最初は“叱られるかも”って怖かった。でも、相談したら“よく話してくれたね”って受け止めてもらえて…涙が止まらなかった。あの一歩で抜け出せたと思います。」 支えてくれる大人や機関に相談したことで、Aさんはパパ活から抜け出し、今は大学で自分の好きなことを学びながら、健全なアルバイトで生活を支えています。 |
高校生のパパ活は法律的にも禁止され、危険や事件のリスクが常につきまといます。実際に得られる“お手当”は数千円〜数万円にすぎず、その代償はあまりに大きいのです。
Aさんの最後の言葉を借りてお伝えしたいと思います。
「その時はお金に困っていたけど、パパ活で得たものは“お金”じゃなく、“深い後悔”でした。あなたがもし同じ道を考えているなら、どうか立ち止まってほしい。必ず他の道があります。」
あなたの高校生活と未来は、一度しかありません。どうか自分を守り、後悔のない選択をしてください。