PATOLOのLOGO

2023年07月14日

【実録】わたしが夜の仕事・ぴかつを経て思った事①

時として、というか常に時間というのは残酷である。

 

 

 

ついこの間生を受けたかと思えば学生時代は

 

 

 

あっ!という間に過ぎていき、青春も

 

 

 

いっ!という間もなく終わっていた。

 

 

 

くッ・・・!と悔やむ間に20代は直ぐに幕を下ろす。

 

 

 

 

今10~20代のものどもに告げたい。圧倒的事実を。

 

 

 

若さは一瞬で終了する、ということを。

 

 

 

一生続くかのように思える思春期の繊細な悩みなど瞬きをするその瞬間に忘れ

 

次は目の前にある現実と向き合うことになる。

 

 

 

30代に差し掛かるそんなとき、あの時ああしていればこうしていれば、という

 

タラレバは独身干物olのみに降りかかるわけではなく

 

夜のお仕事をしている方、とりわけぴかつ界隈にも起きていて、

 

第二の自分には、自分と同じ思いをしてほしくないとか

もっとうまくやれ、という風に思ったりするもの。

 

 

 

そんなリアルな声を聴いてきた✨

 

※こちらの記事は風俗を否定するものではありません。

 


 

 

K子は、私の幼馴染(🚺)の元友人。

 

 

私のおさななじみ、

通称ハマジが20代前半ほどから始めた風俗の後輩

風俗に特に何の偏見もない私に友人として紹介された。

 

 

 

ハマジの仕事帰りに呑むことが多かったため、

よくk子を連れてきていたものだ。

 

 

 

 

お泊り会をしていたこともある。

 

 

そんなk子は、別店舗に箱を変えたハマジと連絡が取れなくなったあたりから

私の方に連絡してくることが増えた。

 

 

 

 

「せきさん憧れています、せきさんみたいになりたい」

何故か私に言ってくれることが増え、私の口癖は彼女の口癖になり

 

 

 

私がユニバースで働いていると言えば

ユニバース倶楽部に女性登録に行ったり、

かつ社員として働きたがったり(私経由では入らない笑)

 

 

 

 

私が別れた男がホストになった、と言えば

その次の瞬間には

『ホストの彼氏ができました』と報告してきた。

 

 

 

 

なんだか私の選ぶものと似たものを選ぶ子だな、勘違いかな、と思ったのだが

 

 

 

 

彼女に会った事のある夫が

 

 

 

「彼女はせきになりたそうだよね」と言っていたので

好いてくれているのだなとほっこりしたものである。

(果たしてほっこりEPなのか?)

 

 

 

 

 

そんな数年経ったある日、彼女は突然

「私東京に行くことになりました!」と言い出した。

 

 

 

 

アラサーもアラサーで上京する理由を聞くと

 

 

 

「私も本当に好きな仕事を見つけたいからです、

親戚の病院に受付として働かせて頂くことになりました」

 

 

 

寂しくなるけどおめでたいね、と門出を餃子屋で祝い見送ったものである。

 

 

 


 

それから数年経ち、2021年の5月。

ユニバース全体研修日の終わったその日に、そういえばk子都内在住だったなと思い合流出来ないか電話してみた。

 

 

 

そうすると

「実はわたし今妊娠しているんです、夫の子を」という報告を受ける。

 

わあよかったね、と涙をこらえるのを我慢しながら

その日はひとりでワインを煽ったものである。

 

 

 

そんなK子と埼玉県、いいえ埼玉に住んでいるけど池袋で再会。

 

 

k子は福岡にいた時は死んだような虚ろな目をしていて

稼げないと嘆き、感情の動きも読みづらく、

マウントは知らない女性には取りたがる女性だった。

 

そんなk子に久々取材がてら会えると聞いて懐かしく楽しみだった。

 

 

 

彼女は結婚し、子供を産んで変わったのか

なにより本当にやりたい仕事は夢あるtokyoで見つかったのか

 

彼女はいま、何をしているのか――――?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女は、赤子持ちソープ嬢になっていた。

 

つづく

※こちらの記事は風俗とりわけお風呂屋さんを否定するものではありません。

関 柚菜

一覧に戻る  >